「言葉」のチカラ。
心を穏やかにして、感覚研ぎ澄ませ、内から湧き起こる想いや、もやもやと浮かびあがってきたものをじっと眺める。そして、平静な心で、次の選択をしていく。これは、いつものヨガでやっていること。
湧き起こる想いや、もやもやと浮かぶヴィジョンは、言葉にしないまま、自分のなかに留めておくことが多い。
「言葉」にすると、その一部が切り取られてしまうようで、しっくりこず、あれでもない、これでもない、と探してはみるものの、結局諦める。
そして、また自分の内にアクセスする。毎回違うし、変化する。そのときに必要なものが、浮かびあがるのだと思うから、その違いや、一瞬一瞬を大事にしている。
けれど、その想いやもやもやを、敢えて「言葉」にしてみたとき、毎回のように拾う同じような「言葉」があることに気づく。そして、違う角度から光をあててみる。「言葉」にしてはじめて誰かに伝えることができる。伝えてみて、しっくりきたり、こなかったり、相手から意外な反応がかえってきたりする。「言葉」にすることで意識にのぼるようになる。より明確になる。進みやすくなる。
「言葉」にはチカラがある。
「言葉」にするプロセスは、宝探しみたい。泥の中から、手探りで、いろいろすくいあげてみて、すべて洗って、目の前に並べてみる。ひとつひとつ手にとって、吟味して、そうしたら、ようやく、その中に、光るものがみえてくる。
そうして「言葉」になった、想いやもやもやは、とてもシンプルだけど、やっと自分のものになる。「言葉」にするって、簡単なことではない。
はじめて、コーチングを受けてみて、感じたこと。
「言葉」にすることをガイドしてくれて、ありがとう。