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「呼吸と身体感覚」は錨(アンカー)

Q. 瞑想中に考えごとばかりしてしまいます。どうしたらいいでしょうか。

瞑想中に、考えごとばかり。そんな自分にがっかりしないでくださいね。まずは、そんな状態に気づけたことに、自分を褒めてあげましょう。

ふだんの暮らしのなかで、どれくらい目の前のことに意識を留められているでしょうか。

昨日の出来事を反芻したり、明日の会議のことであたまいっぱいで、大切ないまのひとときにうわの空…

そのことに気づきもせずに、1日中考えごとの世界の中で過ごしていたりしないでしょうか。そんな思考の癖に気づけたのですから、大きな一歩です。

瞑想中に考えごとをしている自分に気づけたら「いまこの瞬間」に意識を戻す練習のチャンスと捉えましょう。

思考は、止めようとして静まるものではありません。

それも、また観察。

「○○について考えてるなー、わたし。」と、考えごとをしている自分を微笑んで眺めましょう。

そして、考えごとをしているあいだも、「呼吸と身体感覚」を忘れないように意識をおき続けます。「呼吸と身体感覚」を錨(アンカー)として「いまこの瞬間」を手繰り寄せていくのです。

「呼吸と身体感覚」は、いまこの瞬間にあるものです。その現実に留まり続けます。そのうち、思考が穏やかに、静かになっていく瞬間がおとずれます。

からだを動かしながら、動的な瞑想をおこなうこともおすすです。

特に1日中動いていない方は、滞っているエネルギーを循環させることからはじめましょう。身体感覚への気づきの力が増して、瞑想がより深まります。

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