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ギニアのひと達が教えてくれたこと(ヨガヒストリー④)

わたしのヨガヒストリー。出逢いと経験から得た、たくさんの気づき。今回は、ギニアでの経験を書いてみます。

◼︎前回までのお話◼︎

シカゴ滞在中の2年間は、広い世界をみようと、アメリカ国内外、いろんなところに出かけました。

それぞれの地域やコミュニティには、独自の文化や価値観、特徴があって。多様で多彩な世界にふれ、驚くことが多くありました。

なかでもアフリカ・ギニアに訪れたときの経験は、いまも色鮮やかに記憶に残っていて、わたしを内なる世界へと後押しする力となりました。

◼︎ギニアのリアルと向き合う

シカゴで出逢ったヨガ仲間のご縁で、アフリカンダンスのコミュニティと繋がり、ダンスとドラムを習っていたわたしは、先生のご主人の故郷であるギニアを訪れることになりました。

わたしはかつて、政府開発援助の仕事で、アフリカの医療案件に携わっていたこともあり、現地の状況は多少なりとも理解しているつもりでいました。

けれど、写真ではみたことがあった混沌とした環境に身を置いたときの身体の強張りや緊張。衛生問題。道中、政府に対するデモにも遭遇し、放火や投石の飛び交う中を走行する事態もあってひやりとする場面も。

ギニアのリアルは想像を遥かに超え、環境に慣れるまでの数日間は、驚きや衝撃の連続でした。

しかし2週間、現地ギニアの人たちと濃密で心の通った時間を過ごすうちに、また違った側面も見えてきました。

◼︎ひとの本質は同じであるという気づき

わたし達が主にすごしたのは、首都コナクリからボートで約1時間かけてたどり着く、大西洋に浮かぶ「Roume island」という島。そこは、電気も水道もガスもなく、ほぼすべてが島産島消です。

島での生活に慣れてくると、次第に心と体がほぐれて感性が研ぎ澄まされ、自然の恵みを全身で浴びる心地良さを感じるようになります。

鳥のさえずりと共に目覚め、砂辺で寝そべったり、夜風にいざなわれて星を見ながら眠る。

体を流す水を井戸に汲みにいき、お湯を沸かすために火をおこし、祝いの日は男たちが山へ狩りにいく。

今のわたし達の暮らしの中にある、あたり前の便利さはないけれど、知恵を出し、協力し、創造する高いエネルギーがそこにあり、人間が持つ強さ賢さ美しさを目の当たりにしました。

また、彼らの行動をつぶさに見ていると、私たちとまったく変わりはないことも実感しました。

エースのA君は、抜群のリズム感のジャンベ奏者。でもどこか斜に構え、うかない表情もするひとで、欧米に憧れを抱き、進路に悩やんでいて。(彼はすこし英語が話せたので、いろんな話ができました。)

下働きの天然キャラのB君は、水汲みも掃除もなんだかいつも楽しそう。わたしが辛くて泣いていたとき、ただ隣に座っていてくれてた優しい子で。

ボスを裏で支えるCさんは、寡黙でとっつきにくいけれど、わたし達のことも、チーム全体もよくみてくれている安心感があって。

わたしのまわりにいる誰かと重なるようなひとばかり。

こんなにも生きる環境が違っていても、ひとの本質は同じなのだということを、ありありと感じたのです。

■ すべては内側の世界にある

きっと、それは、どんな時代でも、どんな環境でも、変わらないのではないかと思います。

どんなに恵まれた環境のなかでも、苦しみつづけるひともいれば、厳しい環境のなかでも、輝きを放ち、幸せであるひともいる。

ひとの幸せは、外側の世界で決まるものではないのならば、ひとの幸せの鍵は内側の世界にあるのではないだろうか。

ギニアでの経験によって、ますます、内なる世界への探究心が沸き起こり、その後のわたしを突き動かす力となっていきました。

大切なことに気づかせてくれたギニアの仲間たち。

彼らの純粋さと自由が奪われることなく、これからも真に豊かでしあわせであることを心から願っています。

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1月 2021
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