うつり変わりを肌身に刻む
じりじりとお日さまが照りつける昼下がり。
うえを見上げたら、大きな白い花が咲いていました。
あまり見たことのない花で、甘い香りがしてる。南国の植物なのかしら?
その上には青い空が広がってて、あぁ、また夏がやってくるんだなぁ。と、心のなかでつぶやいて…
・
季節は、肌身に記憶を時系列に刻んでくれます。
去年の今ごろ何してたとか。あの頃は、寒かったとか。こんな服を着てたとか。こんな花が咲いていたとか。
中学生の頃、マレーシアに住んでいたことがあって、常夏だからなのか、その頃の記憶は、時系列がばらばらに、大きな箱にざっくりと入っているから、面白い。
・
1年前のことを思い出す。
あの頃から、たくさんのことに出逢って、経験して、わたしは確実に、1年前と大きく大きく、変わってる…
わたしも、まわりも、すべて、おなじ時なんて一つもなくて、うつり変わっていく。
同じ出逢いも、同じ経験も、同じチャンスも二度とやってこない。一期一会。すべてが、愛おしくて、奇跡的な瞬間。
また新しい夏がはじまる。
新しい出逢いと、新しい経験を刻んでいく。
一瞬一瞬を感じきって、歩んでいこう。