
精神と時の部屋
再び雪が積もって、真っ白な世界。音が響かない世界。
やっぱり雪は、静かで美しい。
雪のなかにいると、夢の国に迷い込んだような。ちょっぴり不思議な空間感覚に陥ります。
いま、私の時間感覚も、不思議な感じで、安曇野に来てから、ちょうど1ヶ月が経つんだけど、もう1ヶ月なのか。まだ1ヶ月なのか。猛スピードで進んでるのか。あるいは、止まっているのか。いつ、どこにいるのか。夢か現実か。ふと、分からなくなります。
「エアポケット」に入ったような。「空白」にいるような。いや、「精神と時の部屋」の方がしっくりくるか。あるいは、「白い瞑想センター」か。そんな感じ?!(わかる?笑。)
ひとが集う場が好きなわたしが、誰も知らない、来たこともない土地で、ほとんどひとに会う事なく、家と家族のこと、目の前のこと、やるべきことに集中して、ひたすら足元を固めている。
過去を見つめ直して、自分と向きあって、削ぎ落として、捨てて、洗って。そのプロセスのなかで、置き去りにしてた宝物や、想いや、光を掬い上げている。
きっと、これも大切な時間。
鍛錬と浄化と、癒しと修復。
人生のなかに、そんな時間があったっていいよね。焦ることなく、ゆっくりいこう。