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光の先の闇、闇の先の光

春のはじまりを感じて、
「立春」ってこういうことか!と知る。

2月はまだ寒いし、今朝もまた雪が積もって、真っ白な世界だけど。自然をよくよく観察してみると、木々の蕾の膨らみや、虫や鳥のうごきや、朝夕の陽の光に、春が見え隠れしている。

寒さが厳しいほど、春の喜びはさらに大きなものになるのだろうな。そうだとすると、宇宙はやっぱり優しい。

ここ最近、今まで目を背けてきた、重たい蓋をあけようとしてる。転機のいま、ちょうど、向き合うべき時だったのかもしれない。

闇のわたし。
ダークなわたし。

そこにあることは、薄々気づいてたけど。みたくなくて。光ばかりをみようとしてた。

だから薄っぺらくて。見抜くひとには、見抜かれて。取り繕って、素直じゃくて。嫌になっちゃうよね。

そろそろ、開けても大丈夫だよね。

喪失した記憶。
閉じ込めてる記憶。

少しずつみえてきた記憶のかけらに、思いっきり泣いたあとは、愛おしさと優しさが残る。

醜くて恐ろしいと思っていた自分の姿は、醜くてなんてなくて。健気で、一生懸命で、愛おしい自分だ。もっと早く気づいてあげれてたらよかったね。いままで無視してて、ごめんね。

まだ重い蓋の向こうで、怯えている小さなわたしに会いにいこう。

光の先には、闇があって。
闇の先には、また光がある。

雪解けのころには、わたしの内がわの氷も溶けて、ゆるやかに芽吹きのときを迎えられますように。

きっと、春の喜びは、また一段と素晴らしいものになるはず。

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