オンラインヨガをはじめたきっかけと想い
世界で起きている大きなうねりの中で、どんな荒波にいても、みなさんの心の内側はいつも穏やかであってほしい。いま、こんな時だからこそ、みなさんが本来もっている優しく前向きな気持ちを失わないでほしい。
そんな想いで、いま、「心の静寂のヨガ」を、オンラインで無料配信しています。
この活動は、友人の声かけではじまりました。
「いまこそ、みんなにやすらぎのGIFTをしよう。」という企画の一貫で、ヨガのパートはわたしにと、誘ってもらったのが全てのはじまりです。
この話をいただいた3月中旬頃、新型コロナウィルスの影響がじわじわと広がりはじめ、予定していたイベントも全て無くなり、わたしはその状況をただ眺めるだけで、何も動けていないことに無力感を抱いていていました。そんな時にいただいた友人からの提案に、二つ返事で引き受け、単発のイベントとしてオンラインでヨガをお届けすることになったのです。
はじめは、リアルでない場に対して、多少の抵抗感があったものの、はじめましての方、お久しぶりの方、日本全国、遠くはアメリカや欧州から、本当にいろんな方と繋がって、一つの時間を共有する豊かな時間となりました。
また、いつも以上に情報が溢れかえる中で、漠然とした不安や恐怖、無力感を抱いている方も多くおられることを実感。そして、そんな方にヨガと瞑想で、ご自身の呼吸や感覚とつながっていただくことで、心の静寂をもたらすことができるということも改めて感じる経験となりました。
その後、状況はますます厳しくなり、ついには緊急事態宣言。多くの企業がテレワークに切り替え、店のシャッターがおり、町から人影が減っていく。混沌とした渦の中、たくさんの人たちが智恵を絞って新たなチャレンジをしようとしているのを肌身で感じていました。
この揺れの大きなこの時期にこそ、ヨガと瞑想がひとの助けになるのではないだろうか。
わたしも、内側からふつふつと使命感のようなものが沸き起こり、その想いに突き動かされるようなかたちで、また1週、また1週と、オンラインヨガの無料配信を継続することに。いまで約1ヶ月ほどが経ちます。
世の中には有料のオンラインヨガも増えているなか、この活動を無償で続けていく意義を自問自答することもあります。緊急事態がいつまで続くか分からない、先行きの不透明さが心の葛藤を生み出しているのかもしれません。
しかし、これまでになく揺らぎが大きいいま、できるだけ多くの方に、はじめの一歩を踏み出していただいて、ご自身の内側にある心の静寂を取り戻し、強くしなやかな軸に立ち返る機会をつくることが、いまのわたしが果たすべき役割ではないだろうか。そんな想いを大切にして、いまは、このかたちでお届けしています。
これも、わたしの一つのチャレンジ。全力投球です。笑。
いつまで続けられるかわからないけれど、そのとき、そのときの心の声に従って、自分とまわりを大切にする選択をしていけたらと思います。
たくさんのひとに、ヨガと瞑想で「心の静寂」をお届けできますように。そして、この荒波を、強くしなやかな心で漕ぎ出していけますように。